ブラスト・剥離塗装事業 IH式被膜除去工法(RPR) IH式被膜除去工法(RPR)とは? 環境に優しく生産性も高い塗膜剥離の新技術 IH式被膜除去工法(RPR)とは局所的な電磁誘導加熱により、鋼板に発生させた熱を利用し、塗装と鋼板面の接着を緩めることで塗膜・FRP・ゴムライニングなどを剥離する工法です。 塗装やサビのみが除去されるため廃棄物が少なく、削る作業の必要が無いため、騒音、粉じん、有害物質の飛散も防げます。 弊社は早い段階でRPRに注目し、施工業者としては関東エリアで初めてRPRを導入いたしました。 最新のRPRと従来のブラスト工法を併用することで、塗装塗替工事の品質を高め、施工工数と施工日数の大幅なコスト及び廃棄物の削減を実現しました。 https://takuma-kouken.com/wp-content/uploads/2020/04/IH工法(RPR) 動画.mp4 https://takuma-kouken.com/wp-content/uploads/2020/04/RPR動画 タンク.mp4 IH式被膜除去工法の3つのメリット 従来の被膜剥離工法と比較し、主に3つのメリットが期待できます。 環境負荷の低減 作業環境と安全性の向上 作業の短縮化 1.環境負荷の低減 従来の工法は、被膜除去に研削材や剥離材を使用するため、廃粉塵、廃液などの二次廃棄物が発生していました。 RPR工法は電磁誘導加熱(IH)を利用した被膜剥離技術のため、発生する廃棄物は剥離した塗膜のみでとなり、産業廃棄物を大幅に削減します。 そのため、有害物質が含まれる塗膜剥離に最適であり、有害物質を含む産業廃棄物の処理費用の削減にも貢献しています。 2.作業環境と安全性の向上 RPR工法では、廃粉や粉塵、騒音がほぼ発生しません。 そのため、他の塗膜剥離工法に比べ作業時の養生や、飛散防止・防護等の仮設設備を最小限に抑えることができます。 また、作業員の防護具などが軽微で済むため、安全で健康に優しい良好な環境で作業することが可能です。 3.作業の短縮化 旧塗膜に有害物質が含まれる場合、二次廃棄物が発生する工法では処理に時間のかかる特別遮断型産業廃棄物が多く発生します。 RPR工法なら産業廃棄物を大幅に減少させることができるため、処理時間及びコストを大幅に短縮することができます。 IH式被膜除去工法のデメリット 塗膜・FRP・ゴムライニングなどを簡単に剥がすことができ、コストや作業時間が安価で済むIH被膜除去工法ですが、従来の剥離工法と比較した場合、以下のようなデメリットもあります。 塗装や鋼構造物の材質によっては塗膜剥離が困難 ボルト添接部など凹凸の多い施工面に対応できない 剥離後の素地調整が必要 1.塗装や構造物の材質によっては塗膜剥離が困難 IHによる加熱を利用した被膜剥離技術のため、対象物の素地が鋼構造物である必要があります。 そのため従来の剥離工法ならば除去が可能な非鉄金属塗装や、鋼材以外の金属、コンクリート、木材に塗布された塗膜の剥離には対応できません。 2.ボルト添接部など凹凸の多い施工面に対応できない RPR装置の構造上、ボルト添接部や狭隘部、部材交差部などの凹凸の多い施工面の塗膜除去に対応ができません。 3.剥離後の素地調整が必要 塗膜剥離と素地調整が同時に行えるブラスト工法に比べ、剥離後鋼材面への新規塗膜密着性能が劣ります。 そのため塗膜剥離後、新塗膜との付着性能を上げる素地調整が必要となります。 ブラストとIH式被膜除去工法(RPR)を組み合わせた生産性の高い施工 弊社では創業時より培ってきた高度なブラスト技術に最新のIH式被膜除去工法(RPR)を組み合わせた併用型剥離工法を行っております。 RPRで旧塗膜のみを剥がし、有害物質の産業廃棄物を削減。 さらに、塗膜剥離後にブラストにより素地調整(素地調整1種)を行うことで、新塗膜の密着性を高め、鋼構造物の長寿命化に貢献します。 両工法のデメリットを補完した、生産性と質の高い社会インフラのメンテナス作業をご提供いたします。